以下の点にご注意ください。

・ボディ、エナメル、トランスルーセントが焼成不足になると透明感が低下します。焼成後の陶材表面にはわずかに艶がある状態が適正です。焼成スケジュールを確認し、必要に応じて適宜調整してください。

・ボディ、エナメル、トランスルーセントの焼成開始温度(炉口乾燥温度)が高すぎる場合、陶材表面が仮焼成されて白濁する場合があります。また、低すぎる場合、有機成分の燃え抜けが悪く白濁する場合があります。

・総合マニュアル又は添付文書に記載の専用リキッドか精製水を使用してください。他リキッドを使用した場合、成分の違いから白濁や黒変など、適正な焼成状態とならないことがあります。

・ドライヤーによる乾燥は行わないでください。局所的に過熱されることにより悪影響を及ぼす場合があります。

・ウェットパレットのような湿状態で保存した陶材は悪影響を及ぼす場合があります。

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