築盛バランスが重要となります。基本的な陶材の積層構造は、ボディ陶材の厚みが0.8mm必要になります。もしボディの厚みが不足する場合は、オペーシャスボディ*を約0.3mmの厚みで築盛し、その上にボディ陶材を築盛して下さい。
*オペーシャスボディは、オペークとボディの中間的な透光性を有し、オペークの反射を軽減します。

基本的な積層構造は、ボディとエナメルで天然歯象牙質の色調構造を作ります。エナメルは切端1/3に築盛することにより色を薄めます。天然歯エナメル質はトランスルーセントで表現します。
十分な築盛量がとれないようなケースでは、トランスルーセントを全面に被覆せず、切端などに部分的に使用してください。
ボディーの厚みが不足し、過剰にエナメルを厚く築盛しますと、彩度が低下します。

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