UTML、STMLの場合、前歯で0.8mm以上、臼歯で1.0mm以上の厚みを必ず確保してください。カットバックを行う場合についても最小の厚みが確保されていることを確認してください。HTML PLUSの場合、前歯で0.4mm以上、臼歯で0.5mm以上の厚みを確保してください。
またUTMLでは前歯3本連結(小臼歯を含む)まで、STMLでは臼歯3本連結までとし、前歯ブリッジ製作時の連結部断面積は最低12mm2以上、臼歯ブリッジでは16 mm2以上を厳守してください。HTML PLUSは、ロングスパンブリッジ(4本連結以上)に対応でき連結部サイズは、前臼歯とも最低9mm2以上を確保してください。

 

YMLは、下記に示すジルコニアの最小厚みを確保しながら修復物をデザインしてください。

  • 上記に示す最小厚みは、フルジルコニア修復物を製作する場合の厚みとなります。築盛する陶材の厚みは含まないジルコニアの厚みです。
  • フルジルコニア修復物、陶材築盛用フレームとも、前歯部 0.4mm、臼歯部 0.5mmの厚みは、ディスクの下半分に位置する場合の厚みです。
  • ラミネートベニアにおいて、陶材を築盛する場合には、ディスクの上半分に位置するフレームの厚みは0.8mm以上確保してください

※連結部設定位置と断面積の関係

3本連冠以下

連結部断面積はすべてのレイヤー層に設定可能です。

a: ポンティック数は1歯までです。延長ポンティックを含むブリッジには使用しないでください。

4本連冠以上

最低50%以上連結部断面積がディスク下半分に入るように設定してください。

b: ポンティック数は2歯までとし、2歯のポンティックが連続する場合はポンテイック間の連結断面積を12mm2以上としてください。また延長ポンティック数は1歯までとし、連結断面積を12mm2以上としてください。

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