白点を防止するために、下記をご確認ください。

1.ジルコニア作業場付近で、以下の作業は行わないでください。

① スキャンスプレーを使用する

…スキャンスプレー含有粉末(酸化チタン:TiO2)成分が焼成前ジルコニアに付着すると白点の原因になります。

② 石膏作業を行う

…石膏成分(硫酸カルシウムCaSO4)が焼成前ジルコニアに付着すると白点の原因になります。

③ 陶材作業を行う

…陶材に含まれる成分(シリカSiO2)が焼成前ジルコニアに付着すると白点の原因になります。

 

2.下記の接触や付着にご注意ください。

・ガラス・石膏切削粉を含んだ液体(ガラスを湿式加工した循環水、石膏トリマー液)

・SiO2(シリカ)やシリコン(焼成後SiO2になる)を含有した素材(シリコン容器、シリコンポイントなど)

 

3.ヒーター表面が荒れていたり、酸化被膜の剥がれなどが生じていると、白点や変色の原因になります。ファーネスメーカーの指示に従い点検、修復を実施してください。

 

4.シンタリングプレート、シンタリングビーズに変色が発生していると、焼成前ジルコニアとの接触により白点の原因になります。

 

5.給油式のコンプレッサーを用いていると、吐き出される圧縮エアにはオイルミストが混ざってしまう可能性があります。油分が焼成前ジルコニアに付着すると白点の原因になります。

 

上記で解決しない場合は、下記までお問い合わせください。

クラレノリタケデンタル インフォメーションダイヤル 0120-330-922 (受付時間 平日 10:00 ~ 17:00)

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