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「ティースメイト® ディセンシタイザー」液材と粉材の混和比について、液材をやや多めにしてサラサラの水っぽいペーストにして使用しても良いですか?

液材が多くなると象牙細管封鎖性が低下しますので、標準粉液比でご使用ください。

「ティースメイト® ディセンシタイザー」エナメルクラックにも適用可能ですか?

はい。適用可能です。エナメル質のマイクロクラックを封鎖することで知覚過敏を抑制します。なお、マイクロクラックの幅は3~5μm程度です。当社データにもとづきます。

「ティースメイト® ディセンシタイザー」象牙細管内のHApの封鎖物の平均的な長さはどのくらいですか?

平均で6μm程度です。当社データにもとづきます。

「ティースメイト® ディセンシタイザー」象牙質細管内のHApの封鎖物は、接着しているのですか?

接着ではなく、ペーストが硬化することによる機械的嵌合によって封鎖されています。 なお、このHApの封鎖物は、「歯質象牙質と同一のアパタイト結晶に転化し、管周及び管間象牙質のアパタイト結晶と一体化している」との報告があります※。 ※千葉 敏江, 山本 雄嗣, 下田 信治, 桃井 保子:リン酸カルシウム系ペーストの歯質ケア材としての有用性 日歯保存誌 58 …

「ティースメイト® ディセンシタイザー」を形成象牙質に使用した場合、併用する接着剤や合着材への影響はありますか?

併用した接着材・合着材への影響はありません※1。接着材・合着材の使用前に、「ティースメイト® ディセンシタイザー」にて形成象牙質の処置を行った場合と、行わなかった場合の接着材・合着材の性能はほぼ同等です。接着材には「クリアフィル® メガボンド®」を、合着材には「パナビア® F 2.0」を用いた接着試験にて確認しています。 ※1 本材塗布後は水で濡らした…

「ティースメイト® ディセンシタイザー」の象牙細管の封鎖性について教えてください。

知覚過敏モデルとして調製した象牙質の表面※1にペーストを30秒以上押し込むようにこすり塗りすると、実験では象牙細管の封鎖率はほぼ100%達成します※2。また、条件:50℃;人口唾液浸漬、1ヶ月後・3カ月後のSEM観察では、象牙細管を封鎖しているHApの脱離は認められませんでした※2。 ※1 EDTA処理により象牙質表面に象牙細管を開口。 ※2 当社デー…

「ティースメイト® ディセンシタイザー」の特長は?

「ティースメイト® ディセンシタイザー」はリン酸カルシウム技術を応用した粉液タイプの知覚過敏抑制材です。リン酸四カルシウム(TTCP)、無水リン酸水素カルシウム(DCPA)を主成分として、ペースト性状や硬化時間を最適化することで、硬化後は耐久性の高いハイドロキシアパタイト(HAp)となり象牙細管を封鎖するため、知覚過敏抑制効果に優れています。  特長1:優…

「クラリベース® キット」製品の保管方法を教えてください

火気、高温、多湿又は直射日光を避けて2〜25℃で保管ください。特に「クラリベース®」の液剤及び「クラリベース® 接着材」は引火性なので、火気の近くで使用しないでください。

「クラリベース® キット」の使用用途から、スルフォン樹脂床(ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂等)が対象外となっているのはなぜですか?

スルフォン樹脂床(ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂等)への裏装は接着力が低下し、裏装材が剥離するおそれがあるので使用用途外としています。

「クラリベース® キット」金属に接する面にサンドブラスト処理、金属接着性プライマーを塗布後、「クラリベース® 接着材」を塗布する必要はありますか?

「クラリベース® 接着材」の塗布が必要です。サンドブラスト処理、金属接着性プライマー(例えば「アロイ プライマー」)を塗布後、「クラリベース® 接着材」を必ず塗布します。その後エアーを吹き付け乾燥させます。